2021年5月4日火曜日

FP&Aの役割と日本企業での実態(メモ)

欧米だとCEOの意思決定の支援(それに資する数値面からの分析・提言)と、その経営方針の達成度を見る指標(KGI, KPI)の開発と計測、今後の見通し予測・改善策立案という役割で、現場のことも具にわかるよう、CFOへのレポートラインが主で、各事業部門が副。


それが日本企業だと、経営企画が担っているものの、各事業部門とは「直接」繋がらず。FP&Aとは謡っていないものの、事業企画、商品企画、販売(営業)企画、原価企画と呼ばれる係が、実際には同様の業務を担っていると。


ジョブ型で転職が前提で、専門性はあるものの暗黙的な繋がりはない組織文化で、目標達成が自分の報酬も雇用も左右し、上司が自分の人事権を全て握っているならば、レポートラインの明確化と事業部門の状況を、そこのトップからの報告だけでなく、自ら詳細に把握できるしくみ(組織)を確立しておくのが必要であり合理的だということなのだろう。


FP&A=Financial Planning & Analysis

- 財務状況を分析し、専門家の立場から経営方針をアドバイス

- 管理会計の実施と経営のKGI・KPIの分析

- 収益モデルや価格設定モデルを構築


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  • CFOの率いるファイナンス部門の中に管理会計を担当する組織があり、本社、子会社、部門、工場などにコントローラーと呼ばれる専門家を配置して、会社中の管理会計を担当。子会社・事業部門・部門に配置されるFP&Aは,マトリックス組織の中で二君に仕える形をとる場合が多い
  • 中長期の戦略策定,単年度予算とその進捗管理は,本社,地域統括,海外子会社,事業部,各部門に配置されているFP&Aコントローラーが連携して行う。CFOの指示を受けながら,自分が担当する部門責任者やクロスファンクショナルチームのメンバーと共に,財務・非財務の情報をまとめて報告
  • 日本企業では、管理会計担当者がさまざまな部門に散在。経理財務担当役員は主に財務会計を担当。 管理会計は経理財務部門も一部担当するが,経営企画部門や,原価企画などいくつかの部門に分散して実行
  • 管理会計に必要なのは損益計算の知識だけではなく、キャッシュフロー、バランスシート、コーポレートファイナンスの知識も必要

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https://strat.jp/ma/cfo-fpa%e7%b5%84%e7%b9%94/

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