メモ:
著者の考えるCE17カ条
- 車の企画開発は情熱だ、CEは寝ても覚めても独創商品の実現を想い続けよ
- CEは高い目標を完遂できる段取り力を身につけよ
- CEは誰よりも旺盛な知的好奇心を持て
- CEは自分の思いや考えをわかりやすく表出する能力を身につけよ
- CEはいざという時に助けてくれる幅広い人脈をつくっておけ
- CEは自分のグループの人事・庶務係長と心得よ
- CEは愚直に地道に徹底的に図面をチェックすべし
- CEは愚直に地道に徹底的に原価の畑を耕し原価目標を達成すべし
- CEは自分の商品をどう売るか営業任せにするな、自分なりに宣伝、売り方を考えよ
- CEは自分に足りない専門知識は専門家を上手く使え、しかし常に勉強を怠るな
- CEは現地現物を率先垂範せよ、自らの五感を総動員して体感せよ
- CEは早い段階で「ユーザとの対話型開発」を実践せよ、迷ったらお客様を観察せよ
- CEは開発日程遅れを最大の恥と思え
- CEは一生懸命若手や次世代CEを育てよ、時には厳しく上手に叱れ
- CEは最も強力な新市場開拓の営業マン、積極的に新市場へ出かけよ
- CEは自分を支えてくれる関係者全員に対する感謝の心を常に忘れるな
- CEは24時間戦える体力、気力を日頃から養っておくこと
長谷川達雄氏の「主査に関する10カ条」
- 主査は、常に広い智識、見識を学べ
- 主査は、自分自身の方策を持つべし
- 主査は、大きく、かつ良い調査の網を張れ
- 主査は、良い結果を得るたえには全知全能を傾注せよ
- 主査は、物事を繰り返すことを面倒がってはならぬ
- 主査は、自分に対して自信(信念)を持つべし
- 主査は、物事の責任を他人のせいにしてはならぬ
- 主査と主査付き(補佐役)は、同一人格であらねばならぬ
- 主査は、要領よく立ち回ってはならない
- 主査に必要な特性
- 智識、技術力、経験
- 洞察力、判断力、決断力
- 度量、Scaleが大きいこと、経験と実績と自信より生まれる
- 感情的でないこと、冷静であること、時には自身を殺して我慢しなければならない
- 活力、ねばり(Total Energy)
- 集中力(Power)
- 統率力、相手を自分の方向になびかせること
- 表現力、説得力
- 柔軟性、ギリギリの時にはメンツにこだわらずに転身が必要な時がある
- 無欲という欲、人のやったことを自分に、偉くなろうではなくて、よい仕事をしよう、要するに総合能力が必要
和田明広氏の10カ条
- 日ごろから考える。何にでも興味を持つ。幅広い智識を持ちたい
- 指示は具体的に。無手勝流は最も恥ずべきこと
- 部下から「言った、指示した:と言われた場合、「言っていない」と言い張っては、いけない
- 相手が説明している時間に反対事象を頭の中で整理する。反対意見は説明後直ちに伝える努力をすること
- Yesと言っておいて後のナンバーはMin.にすべき。
- また自分の判断が四分六までならYes。相手のやる気の方が大切
- 市場調査程、信頼できないデータはない。過去の事実は素直に評価すべきだが、
- 将来の動向には十分な検討が必要。売れないと言われて売れた車、逆の車も多い
- 決断は速く、下手な考えは休むに似たり
- 広く網を張った開発も必要であるが、効率に注意
- 常に大勢集めての会議を控える。会議中に仕事は停まっていると思うべき
- 現在、図面に全部目を通すことは不可能からもしれないが、方法はいくらでもあると思
- CE付きを育てること。また、信用し任せる努力をする