2004年11月30日火曜日

経営者の従業員の違い

(メモ)

「経営者の視点」
言われてみれば当たり前のことだが、自分がいつの間にか「従業員」の視点になってしまっていることに気づかされた。やはり環境や習慣というのは恐ろしい。

[従業員]
・「会社の内部」から給料をもらっているという意識
・自分の担当業務が効率的・効果的であれば達成感を得る
・労働の対価として会社から給料をもらう

[経営者]
・収入は顧客、つまり「会社の外部」からしか得られないという意識
・会社の内部で費やされる全ては、収入を得る手段でしかない
・会社の生み出す価値の対価として顧客から収入を得る

[経営者の役割]
・成果に対して責任を持ち
・達成された状況(目標)と掲げ
・達成するための方法(戦略)と達成するまでの期間(期限)を決める
 目標には、それが達成されたあとの状態が数字とコトバで描かれなければならず達成する方法のない目標はありえない(それでは単なる夢)。また、目標は常に昨年より高い成果でありそれを達成するための戦略は昨年よりも付加されていなければならない。(他社が進歩し競争がハイレベルになるため)

[現実の経営者]
・目標達成を経営者がコミットメントしない
・部下に成果責任を押しつけ、単なる評論者の立場に避難している
・部下から上がってきた目標を寄せ集めただけの目標が多い

本来は、経営者に課せられた使命(成果責任を持ち、目標を掲げ、戦略を立案する)が重いため、
部下より給料が高い。