2009年3月15日日曜日
「上司」という仕事のつとめ方
「完璧なリーダーシップなんてありません!」とタイトルに掲げられ、また「はじめに」には、「巷にあふれる上司が手にする本は、(中略)、最終的には『もっと強くなれ、もっと有能になれ』とばかりに、上司としての完璧さを求めるようなものばかりです。」と記してある。
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以下は、気になった点のメモ
・リーダーシップとは「未来」を見せる力、マネジメントとは「今」を円滑に動かす力
・リーダーシップとは「人間的な魅力」で人を動かすこと、マネジメントとは、会社の「ルール」に則って人を動かすこと
・マネジメントは管理しやすい状態へと職場を進化させ維持すること
・マネジメントは「制度」「ルール」をもとにして人を動かし、リーダーシップはルールに縛られず、ルールを超えていくもの
・部下からの批判は、上司にとっての「勲章」。批判はあなたが何かをしたことの「証」。何もしていない人は、批判すらない
・「愛の反対語は、「憎しみ」ではなく「無関心」
・部下に尽くすという「リーダーシップ」。上の地位にある者が、第一線に指示をして仕事の仕方を変えさせるのではなく、第一線がやりやすいように仕事の環境を整え、彼らの自主的な改善を後押しする。サーバント・リーダーシップ。
・「部下は、力をもっている。”力がないからつけてやる”のではなく、”部下のもてる力を解放する”のだ」
・雄弁であるより、上司は「黙る力」をもつ(傾聴力)
・上司が体験すべき苦しさとは、部下に仕事を任せ、自分は手出しをせず、「結果を待つ」という生産的な苦しさ
・「矛盾」とは、新たなものを創造する大きな「力」
・強さとは「固い」ことではなく、右に左に揺れる「しなやかさ」
・恐れるべきは失敗ではなく、挑戦しなくなること
・「平等」と「公平」は違う
・心が疲れるとは、心が柔軟性を失い、固くなっていくこと
・挫折や逆境のなかでしか、つかめないものがある
・弱い犬ほどよく吠える
・言葉が言霊になる。アナログな部分を大切にする「時代遅れな上司」ほど部下をうまくまとめあげ、成果を出す
・社員の価値を完璧に評価できる人事制度はない。あるのは、社員の価値を完璧に評価しようと努力する制度だけ
・怒りは、自分の正当性を証明するために使われることがある。実は、心の底で助けを求めているのかもしれない
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