2010年5月19日水曜日

部下の強みを知るためのチェックリスト

(メモ)

■強みの定義
「無理をせず、普通に行って、他の人よりもパフォーマンスを出す分野」

■部下の強みを知るための質問
 ・あなたが大好きなことは何ですか?
 ・あなたが大好きな仕事は何ですか?
 ・あなたの強みだと思う 「○○」はどのような場面で特に発揮されると思いますか?
 ・「○○」が強みだと感じるのはどんなときですか?

■「強み」チェックリスト
 ・自発性 自ら進んで物事をする
 ・協調性 力を合わせて事をなす
 ・計画性 事を行うにあたり、その方法や手順などをあらかじめ考える
 ・社交性 人付き合いが好き、付き合い上手
 ・戦略性 長期的・全体的展望から思考する
 ・表現力 思い・感情を上手に伝える力
 ・営業力 クライアントを見つけ、販売する力
 ・実行力 決まったことを行動に移す
 ・忍耐力 我慢強い・あきらめない
 ・想像力 既成概念にとらわれない
 ・決断力 早く、的確な判断ができる
 ・瞬発力 誰よりも行動が早い
 ・適応力 どのような状況でも対応できる
 ・観察力 人・場の空気を読む
 ・完遂力 必ずやりきる
 ・分析力 論理的に物事をとらえる
 ・コミュニケーション力 相手に合わせた対応ができる
 ・広い視野 多角的に物事をとらえる
 ・向上心 意欲を持って学び続ける
 ・達成意欲 目標を達成するための方法を考える

■部下の強みをより深く知るため、部下が自分の強みであると考えている項目について質問
 ・なぜそう思うのか?
 ・これまでどんなときにそれを感じたか?
 ・どのような場面でそれは発揮され るか?

■若手にとって重要な3つの強み
 ・コミュニケーション力
 ・向上心
 ・達成意欲

2010年3月28日日曜日

GEの求めるリーダー像

(メモ)

■GEバリュー(求める人物像の8つの能力)
 ・好奇心
・情熱
・工夫に富む
・責任を持つ
・チームワーク
・コミットメント
・開かれた
・鼓舞する





■GEバリューをもつリーダーに共通する5つの要素

1.外部志向
業界動向に精通しており、先を見据えて行動し、常にお客さまの視点で思考してビジネスの成功を定義する

2.明確で分かりやすい思考
複雑な問題に対する簡潔な解決策を求め、決断する。焦点を絞り、明確で一貫した優先順位を伝達する

3.想像力
変化を柔軟に受け入れ、新しく革新的なアイデアを創造する。工夫に富んだアイデアの実現を進める

4.包容力
他者のアイデアや貢献を尊重しチームワークを築く。組織に活気を生み出し、チームの帰属意識を高める

5.専門性
豊富な経験に基づく専門性と信頼性を持つ。高い学習意欲を持ち、継続して自己開発に努める

2009年12月27日日曜日

伝説の外資トップが説くリーダーの教科書



いわゆるノウハウ本というよりも、管理職とその予備軍に対して、心構えや持つべき認識、果たすべき役割を、56個のLessonとして記している。斬新な内容があるわけではないが、それだけに普遍的であるとも言えるし、何度も読み返して反芻すべき内容だと思う。

ひとつ面白いのは、リーダーとマネージャの違い。違いというより、リーダー=マネージャ+αと定義されている。リーダーの特質として
 ・目指す方向性が語れる(理念、目標、戦略)
 ・リスクをとって「革新」にも挑める(創造的破壊)
 ・関心の対象は「モノ」や「コト」よりも「ヒト」(インスパイア)
 ・短期に加え、「長期」で考える
 ・「権力」ではなく、「権威」でヒトを動かす(人望)
と挙げており、より上位の管理職になるに従い、リーダー的特質を備えることが求められるというメッセージなのだろう。



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以下は気になった点のメモ

・ビジネス人生は、自分の思ったとおりにいくことよりも、うまくいかないことの方が多い。3勝7敗もすれば十分。

・逆境こそ、会社を、人を伸ばす。難しいところから逃げてしまうか、はたまた挑んでみるか。ここで難しいからこそ、やる価値があるのだと気づいた会社や人だけが、大きく伸びるのだ。

・伸びる人は「自責」の人。

・願望で成功した人はいない。願望を目標に変換する。目標=願望+時限設定+行動計画

・上司に求められるのは「人気」ではなく「人望」である。人望には尊敬と信頼という要素が含まれている。「また、あの人と一緒に仕事がしたい」「あの人のあとについていきたい」と思われるかどうか。

・厳しい上司=他人に厳しいと同時に、自分にも厳しい人。

・上司と部下の理想の関係は、畏怖。畏敬の畏と恐怖の怖。

・上司の意味・役割=人を通じ、部下を通じて、いままでよりも大きな、世のため人のために役立つ仕事をすること。

・部下=自分自身と仕事の価値を高めるためのかけがえのない大事な存在

・正しい権限委譲とは、「中間報告を受ける」と事前に取り決め、「ヒントを与える」こと。

・部下を任せようか、任せまいかで迷った時は、任せすぎサイドで失敗すべき。人が育つから。

・社長としての評価は、業績50点、後継者育成50点。

・成功の手柄は部下のもの。責任は上司のもの。

・組織の上に立つリーダーには「才」ばかりではなく、「徳」が求められる。

・カリスマ性とは「つくるもの」ではなく「あるもの」。スキルとだけでなくマインドも必要。

・ビジネスに関する「有用の学」だけでなく、哲学や古典、もっと言えばビジネス書には載っていない「無用の学」を勉強することで、人間の味わいや膨らみは大きく変わってくる。

・眼に「光」があるか。人生観や心、哲学や考え方が表面に出てくる。

・どんなに表面的には態度を取り繕ったとしても、覆い隠すことができないのが、眼の光であり、顔つき、表情、姿勢や身体全体が顔しだす雰囲気なのである。