2014年7月8日火曜日

取締役になれる人 部課長で終わる人2



「人間性」
それが取締役になるポイント。主体性があり責任感が強く、与えられた環境で最善を尽くし、粘り強く絶対にやりきる。志は高く、信念を貫き、自然体で力みはない。飾らず、謙虚で、自分で考え、周りの意見に耳を傾け、自分で決断する。自分の個性を生かし、部下を育て、感性と知性、史観を大切にする。不遇をバネとし出向・左遷を跳ね返す。

取締役になる「ため」でなく、社会にどう役立つかという視点で、目の前の仕事に全力を尽くし、成功を助けてくれた関係者に感謝してきた結果、取締役という舞台に立つことができたということなのだろう。



以下は、気になった点のメモ。
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・サラリーマンが取締役に魅力を感じるとすれば、それは大きな仕事ができる力を得るからである。大きな仕事をすればするほど、人間としての「自分の生きている価値」をより大きく、より深く確認できる。これは金や名誉やいろんな特典などでは変えることのできない魅力である。

・組織というのは高層ビルと同じ。上に行くほど見える範囲が広がって、最上階では富士山まで見える。視野が広がれば、そのぶん、大きな仕事もしたくなる。

・仕事は楽しいものではないが、楽しくすることはできる。楽しくするためには、何事にも興味を持って見識を広げる努力が必要です。与えられた仕事を徹底的に研究し、積極的にチャレンジすることで、楽しくすることができます。また、自分で得意・不得意を決めつけず、可能性を狭めないことです。

・自分からこういう仕事をやりたいといってくる人は、取締役になれる資格がある人だ。それをやりとおせる人は、もっとも取締役になれる可能性がある。逆に一番駄目なのは、新しい仕事に反対ばかりしてチャレンジしない人である。そして、その仕事が失敗したら、それみたことかと批判するのは駄目男の典型である。

・経営者の先見性というのものは、単に未来を予測するということだけでなく、むしろ未来を創造していく点にある。

・前例がないからやる。

・伊藤忠商事のVSOP
 V=バイタリティ(20代)
 S=スペシャリティ(30代)
 O=オリジナリティ(40代)
 P=パーソナリティ(50代)

・人間は納得しなければ動かない。納得させるには哲学が必要だ。上に立つ者は、誰が聞いても「なるほどそうだ」と納得する哲学を持っていなければ、何万人という社員を引っ張っていくことはできない。

・リーダーの資質
 1.目標思考力
 2.方法発見力
 3.組織能力
 4.伝達能力
 5.動機づけ能力
 6.育成能力
 7.自己革新能力

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